ただいま放浪中です

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イランダイアリー:20日目(最終日)2009年10月29日

イスファハン>アブヤネー>カシャーン>テヘラン

 今日が旅行の最後の日。テヘラン迄550km8時間のバスの旅である。

少し迂回してザグロス山脈の麓にある小さな村アブヤネーを訪れた。小さなモスクにイラン/イラク戦争の戦没者の写真が数多くかけてあった。人口150人のこの山間の離村ですら多大の犠牲を払ったようだ。

11時過ぎにアミアーから「数分後にナタンズ核施設サイトを通り過ぎます。その間写真撮影は厳禁です」と厳しい。ここはイランで最も機密的に微妙なサイトの一つである。もしイスラエルがイランを攻撃するなら多分ここを爆撃するだろう。写真をこっそり1、2枚撮りたかったけれど、アミアーの警告「このサイトは革命防衛隊が警護していて、もし写真を撮っているのが見つかったら我々全員が拘留されます」がとどまらせた。私の右人差し指(シャッター指)がむずむずした。

最高速度で走っている我々のバスがこの砂漠の中のサイトを通過するのに8分かかった。低い丘の上や道路脇に8、9台の対空射撃砲や対空ミサイル装置が兵士達によって警護されているのを見た。十数台の見張り台と広大で普通の工業施設があった。多分従業員の送迎用の大きなバスも見えた。タンクの1台は高速道路にとても近く、側に立っている若い兵士の顔が見えた。グループの中の一人の女性が兵士に手を振ったら兵士も手を振リ返した。あちこちに重装備の軍事兵器が点々とする景色の中で、それはかなり和やかな場面であった。

カシャーンでの短いストップの後黄昏時にテヘランに着いた。街は賑やかで人々は買い物や帰宅に忙しそうだった。

下に載せたあとがきをどうぞお読みになって下さい

Foothills of the Zagros Mountains ザグロス山脈の山裾

Abyaneh  アブヤネー

Rose patterned scarves are traditional attire 薔薇の模様のスカーフが伝統の衣装

Portraits of martyrs from the Iran/Iraq war イラン/イラク戦争の殉教者

Defaced political poster 破損した選挙ポスター

11:27 AM-Entering the “No Photo Zone” at Natanz 午前11時27分—ナタンズ写真禁止区域に入る

11:35 AM-Exiting the “No Photo Zone” at Natanz 午前11時35分—ナタンズ写真禁止区域から出る

A restored 19th century house in Kashan カシャーンの修復された19世紀の家

“ Drive slowly, your children are waiting for you”『ゆっくり運転してー子供さん達が待っている』

Preparing for a 4AM flight home 午前4時のフライトで帰国の準備

Restaurant owner carrying freshly baked flatbread 焼きたてのフラットブレッドを抱えたレストランの女主人

Last dinner at the hotel in Tehran-of course I chose Kebabs and non-alcoholic beer テへランのホテルで旅の最後のディナー、もちろんシシカバブとノンアルコールビールを注文した

 

あとがき

「『悪の枢軸』のメンバー」と我々の前大統領によってレッテルを貼られた国を、私の好奇心が訪れさせました。私の好奇心は充分以上に満たされたようです。この国を見、その歴史、文化、人々を知り理解する事によって、そのようなレッテルを貼る事は現実を時によっては危険に歪めてしまうという結論に達しました。

2009年春の選挙の結果に対する歴史的な6月のデモから4ヶ月経っていて、私が訪れた時イランは静かでした。しかし多くの人達が彼等の現政権に対する不満を私達のグループに率直に語るのを聞いて驚かされました。残念ながらこの率直な意見や考え方を引用する事は、彼等の安全を考慮して控えました。

アメリカの大学で勉強したイラン人のガイドに「この国の人はとてもいい人達だけれど政府はタフですねー」と言ったら「おたくの国もそう」と返って来ました。

一国の政府と一般の人々の姿勢の違いがどう起こるのか、そしてどう一致するのかを理解するのが私の長年の課題です。旅を続けているうちになんらかの答えが出て来るように願っています。

一旅人の好奇心に心を開いて下さったイランの人々とこのブログを読み続けてくださった方々に深く感謝いたします。

本当にありがとうございました。

 

Yasuko

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イランダイアリー:19日目2009年10月28日

 イスファハン

今朝の目的地はイスファハン一番のハイライト、ナクシェ ジャハーン広場だった。最後の皇帝の統治下では皇帝広場と呼ばれていたが革命以来イマーム広場が正式な名前になった。過去400年間この華麗な広場はその時々の政権を握る権力者によって名前が変えられて来た。或る日この広場がイラン国民の名に変わる事があるだろうか。

壮麗なモスクとパレスに囲まれた約90,000平方米の広大なスペースはイスファハンの中心に位置する。ジャハーン皇帝(1598-1629)の統治下に建造された建築物はサファヴィー朝の技術水準の高さを示している。北京の天安門広場に次いで世界で2番目に大きい広場である。2000年に訪れた天安門広場に比べて穏やかな感じがする。水を高く吹き上げる噴水、通路の両側には美しく手入れされた樹々、広場の一辺を占めているイスファハン バザールも加わって、公園の様な人間本位に造られた意図が感じられる。

ランチの後恐竜の彫像が入り口の前にある科学博物館の前を通りかかった。地元のガイドによるとイランの学校では進化論は理論のみであって、色々な種類の生き物は特に神によって創造されたと教えているそうである。どこかで聞いた様なーいくつかのアメリカの学校でも同じ様な信条が教えられている。

イスファハンのガイドは緑の石の祈祷用数珠を手から手首に巻いている。敬虔な信徒ですかと聞いたら彼はグリーン党のメンバーだからと答えた。党への忠誠の印である。彼は政治に対する見解を驚く程率直に述べた。午後、自由時間にイマーム広場に戻ろうと一人で歩いていたら、彼と彼の友人達に出会った。彼等は何事かを大変真剣な面持ちで話しながら早足で歩いていた。グリーン党のミーティングに向かっているのかなと思った。

Imam Square イマーム広場

Beautifully trimmed trees 美しく刈り込まれた木

Entrance to a mosque モスクの入り口

At the former harem of the Shahs—a music room to please all the senses 歴代皇帝の元のハーレムー五感を楽しませる音楽室

The world of Scheherazade 千夜一夜の世界

At the Grand Bazaar グランドバザールで

Lunch at the Sheherazade restaurant シェヘラザード レストランでランチ

The Science Museum 科学博物館

Computer books sell well コンピューター関係の本がよく売れている

Despite heavy censorship by the government, Iranian filmmakers produce highly praised films. However some of the most accomplished filmmakers have left the country 政府による厳しい検閲にも関わらずイランの映画製作者達は賞賛される映画を作っている。しかし何人かの才能のある監督達は国外に移住した

Soft ice cream looked awfully good ソフトクリームが美味しそう

This morning I focused on the delicious flatbread (Sangak) 今朝は美味しいフラットブレッド(サンガク)に集中した

 

 

 

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イランダイアリー:18日目−2009年10月27日

イスファハン

昨夜遅くこのホテルに着いたので今朝までこのホテルの広大な建物群と建物に囲まれた美しい庭園を見る機会がなかった。約300年前スルタン フセインによって建造されたキャラバンサライがこのホテルに美しく生まれ変わった。全館はとても良い状態に保たれているし、伝統的にデザインされた庭園は素晴らしい。まるでペルシアの伝説と細密画の世界に紛れ込んだ様な気がした。

豪華な朝食の後、現在は多人種の住む旧ユダヤ人街にジャーメ モスクを訪れた。12世紀のセルジューク朝に建設が始まったモスクはそれ以後増築が続けられた。青いタイルの外観は壮麗で、セルジューク式のドームを支える柱やアーチは堂々としている。

イスファハンの有名なモニュメントの一つは33アーチ橋である。ペルシア帝国が世界の最強国の一つであった時の皇帝アーバス一世の統治下に建設された。残念な事にこの日はザーヤンデ川の水は上流のダムで止められていた。翌年の春には川が流れ始めるという事だった。橋を支えるアーチは地元の若い人々にデートの場所として人気がある。しかしながら宗教の権威筋は眉をひそめている。

アバース一世は多くのアルメニアンクリスチャンを17世紀初頭、イスファハンに移住させた。現在でも15,000人のアルメニア人と13のアルメニア教会がイスファハンに存在する。ヴァンク教会はこのコミュニティーの中心にある。毎年4月24日には1916年−17年にトルコ人に虐殺されたアルメニア人達の追悼式がこの教会で行われる。アミアーによるとスポーツが現在のトルコとアルメニア共和国の困難な関係を少しずつ和らげ始めているということである。彼曰く「サッカー外交」。

The Abbasi Hotel is a converted 17th century caravanserai 17世紀のキャラバンサライ(隊商宿)を改造したアバーシ ホテル

The hotel’s intricate staircase   ホテルの入り組んだ階段

Beautiful Romanesque-like arches and pillars of the Jameh Mosque ジャーメモスクのローマン風のアーチと柱

Under the Bridge of 33 Arches 33アーチ橋の下

Vank Cathedral in the Armenian Quarter アルメニア地区にあるヴァンク教会

An angel in the Cathedral 教会の中の天使

Even with tough sanctions they still manage to get some foreign products 厳しい経済制裁下にあっても外国製品が入っている

Sometimes taxi drivers will not stop for mullahs. This is a form of protest against the regime タクシーが宗教指導者に止まらない事もあるという。現政権に対する抗議の現れである

A happy buyer and even happier seller in a Persian carpet shop 幸せな買い手ともっと幸せな売り手、ペルシャ絨毯の店で

ZFC Fried chicken and pizza! ZFC フライドチキンとピザ!

“May I take your picture?” 「写真撮ってもいいですか?」

Isfahan’s famous dish Fesenjan. I chose chicken but lamb or beef are also used. They are cooked in pomegranate molasses and walnut sauce and served with saffron rice – excellent! イスファハン名物料理フェセンジャン。私はチキンを選んだけれど子羊や牛肉も使われる。これらの肉は柘榴のシロップと胡桃のソースで煮込まれて、サフランライスと供されるー素晴らしく美味!

 

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イランダイアリー:17日目−2009年10月26

                        シラーズ>イスファハン

今朝はイスファハンの市場を訪れる機会があった。沢山の美しい緑色の葡萄を見たけれど有名なワインの原料になる紫色の葡萄はどこにあるのだろう? アミアーによると地元の人達が多量に赤用の葡萄を買い込むので、市場にはあまり出ないらしい。家庭でワインを飲んだりお客に出したりするのは違法にはならないので、自家製ワインが盛んらしい。シラーズ(又はシラー)赤ワインの発祥の地と言われているシラーズ迄来てワインはおろか、赤用の葡萄も味わえなかった。

今日はガジャール朝(1796−1925)に建造された歴史的な二つの建物を訪れた。両方とも素晴らしい美術的装飾であふれていた。最初は1888年に完成した壮観なナシール アルムルク モスク。建物全体が美しいタイルとステンドグラスで覆われており、もちろんお決まりのアヤトラ達の肖像もある。

二番目のサイトは『オレンジガーデン』とも呼ばれるバガエー ナレンジェスタン。どちらの建物にも当時の職人の素晴らしい技を見る事が出来る。優雅なタイルや鏡細工にガジャール朝の優れた文化と芸術に思いを馳せた。

午後にはイラン国民に愛され生涯をシラーズで過ごしたスフィ詩人ハフェズ(1315−1389)の廟を訪れた。イランの人々が彼等の詩人達に対して表す愛と賞賛はイラン文化の中で私の好きなことの一つである。

次の目的地イスファハンまでは6時間のバスの旅である。その間私達のバスは数回止まって運転手は警官に書類を見せなければならなかった。イランの高速バスは主要高速道路で定期的にチェックされるだけでなく、各バスにGPS送信機が着いていて、各バスがどこに行ったか、スピードはどのくらい迄出したかを当局が把握出来るようになっているとアミアーが説明した。このため高速バスはスピードを出し過ぎないようになっているが、トラックの運転手にはこのシステムは適用されず、彼等はしばしば8時間交代を超過し阿片を使用して過労を凌ぐということである。

No red Shiraz grapes  シラーズ赤用葡萄は見あたらなかった

Nasir al-Mulk Mosque ナシール アルムルク モスク

The Prayer Hall 祈祷の為の部屋

Bagh-e Naranjestan (Orange Garden) バガエー ナレンジェスタン(オレンジガーデン)

Tiled Alcove タイル張りのアルコーブ

A mirrored entrance-an infinity of images 鏡張りの入り口-無限の映像

At the tomb of Hafez, people bring copies of his poems to read and gently touch the tombstone ハフェズの墓-人々はハフェズの詩集を携え、墓碑に優しく触れる

A highway stop in the middle of nowhere-I felt as if I were under surveillance  野中のハイウエイストップ-まるで監視されている様な気がした

The police check us again!  また警官のチェック

A friendly greeting: “ From California! It’s a long way to come” 人懐っこい挨拶-「カリフォルニアから!遠いところからやって来たね」

Heaven for dessert enthusiasts デザート好きには至上の幸福

 

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